口から息を吸って吐いている状態を口呼吸といいます。

呼吸は無意識に行っていますが、意識してご自身やお子さんの呼吸状態を観察してみると、眠っているときや、ぼーっとしている時に口呼吸になっていませんでしょうか。

 

なぜ、口呼吸が歯並びを悪くするかというと、通常、歯並びは舌側からの圧力、頬側からの圧力、唇からの圧力でバランスを取り、整列しています。

また、舌の先端は上顎の歯列内に収まっているのが正常な状態です。

口呼吸は舌の位置が正常な状態よりも下がった状態で呼吸をするので、頬側からの圧力の方が強くなり、歯並びを保っているバランスが崩れることで歯並びが乱れます。

常に口を開いた状態ですと、下顎が下方に成長することで、開咬や出っ歯などの不正咬合が生じます。また、舌の位置が低いことで、上顎の歯列が狭くなり、交叉咬合となることもあります。

歯並びだけでなく、口腔内が乾燥することで、唾液の分泌が悪くなり、免疫力の低下や虫歯や口臭、歯周病の原因にもなります。

 

アレルギー性鼻炎やアデノイドなど、鼻咽腔疾患や睡眠時無呼吸症候群などが原因で口呼吸になり、歯並びの悪化が起こっている方の場合、歯並びを整えても、疾患が治療されていないため、口呼吸が続いてしまいます。

せっかく時間とお金をかけて矯正治療で歯並びを整えても再度乱れてしまうことが考えられるため、矯正治療を開始する前に耳鼻咽喉科で治療を受けていただいてから矯正治療を実施していきます。

今一度、お子さんやご自身の呼吸を意識してみると良いかもしれません。

歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。