今回の症例は、20代のご相談が多い口ゴボ前歯の突出による口元の前突感と歯並びの乱れを主訴としたケースです。

20代の矯正治療口ゴボ

【初診時】

初診時の口腔内写真では、特に上下右側の歯列の乱れが認められました。

また、上下の歯が適切な位置で噛み合っておらず、咬合の不調和が見られます。

【抜歯位置・本数について】

歯を移動させるスペースが不足したため、赤字の箇所(上下左右4番・上下左右8番:合計8本 )を抜歯しました。※下顎左右8番は萌出前に抜歯しました。

健康な歯を複数本抜歯することに抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、抜歯は必ずしも悪いものではなく、適切な口腔環境や噛み合わせを整えるために有効な治療手段となる場合があります。初診相談の際にも十分にご説明を行った上で、治療を開始しました。

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【治療中】

歯列が整ったあと、上顎頬側5番と6番の間にアンカースクリュー(水色の◯の箇所)を併用し、前歯を後方へ移動させました。

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【治療終了時】

前歯の後方移動により、口唇の突出感が改善しました。また、上下の歯が正しい位置で噛み合うようになり、機能面、審美面ともに改善が認められました。

Eラインも整い、口元の印象が変化がお分かりいただけるかと思います。

20代の矯正治療口ゴボ

矯正治療では、見た目の改善だけでなく、機能面の改善も重要です。
噛み合わせが不適切な場合、片側で噛む癖が生じたり、特定の歯に過度な負担がかかることで、歯や顎に悪影響を及ぼし、顎のズレなどを引き起こす可能性があります。また、8番(親知らず)の萌出によって歯並びに影響が考えられるケースでは、抜歯を事前に行い、歯を適切に移動させることで、歯並び・機能面の改善が期待できます。


 

<初診時>

●主訴

口元が前に出ている(口ゴボ)、口を閉じる時に歯が見えてしまう、歯並びのガタガタが気になる。

●診断名あるいは主な症状

上下顎前突

●年齢

25歳

●治療に用いた主な装置

セラミックブラケット、アンカースクリュー

●抜歯部位

上下左右4番・上下左右8番(親知らず) 合計8本

●治療期間

約2年5ヶ月

●メンテナンス頻度

月1回

●治療費用(税込)

約1,100,000円