今回の症例は、顔の中心の線に対して、上の前歯、下の前歯の中心がずれている症例です。

【初診時の歯並び】

一見、歯並びに問題が無いように思われるかもしれませんが、上下の歯の中心に対して青色の線を引くことで、上の歯が右側に下の歯が左側にずれが生じていることがわかります。

こちらの患者さんの場合は左側の若干の前突による偏りで中心が合わなくなっていました。

 

【治療経過】

下顎にセルフライゲーションセラミックブラケット装置(デーモンクリア)を装着し、上顎の左側にはII級・Ⅲ級治療装置(カリエール)を装着しました。

II級・Ⅲ級治療装置(カリエール)とはブラケット装着前に臼歯の移動に使用する装置です。右側にずれている上顎の歯に、左側から奥に引く力をあたえます。

 

左側の臼歯が奥に引かれることで、隙間ができました。上顎にもブラケットを装着し、全体の噛み合わを整えていきます。

非抜歯で約1年9ヶ月かけて治療しております。

 

上下前歯の中心の位置が改善されました。

矯正治療では、見た目を整えるだけでなく、噛み合わせなども考慮しながら歯並びを整えていきます。

 

●主訴
上下の歯の中心がずれている

●診断名あるいは主な症状
正中のずれ

●年齢
17歳9ヶ月

●治療に用いた主な装置
セルフライゲーションセラミックブラケット装置(デーモンクリア)

●抜歯部位
非抜歯

●治療期間
約1年9ヶ月

●メンテナンス頻度
月1回

●治療費用(税抜)
約800,000円(2018年4月時点)