1月中旬には大学入学共通テストを控え、高校3年生は忙しい毎日だと思います。

毎年1月は実力テスト、模試、それが終われば、入学準備、引っ越しなど…親も同時に忙しくなりますよね。

大学受験シーズン真っ只中ということもあり、受験を逆算して矯正治療をスタートしたい!という方々からのご相談も増えているため、みなさんに知っていただきたいポイントをご紹介します。

高校生の矯正治療は一般的に2年前後(※)かかりますので、高校1年生の春頃または中学3年生の卒業式後頃からスタートすることを念頭にお考えいただくと良いと思います。
(※)上記はあくまでも一例です。矯正治療期間には個人差があります。

 

中学生・高校生で矯正治療を考えている場合、考慮しておきたいこと

矯正スタート時の痛みや違和感

歯科矯正をスタートしたばかりの頃や装置の調整直後には、違和感を覚えたり、痛みを感じたりすることがあります。これらは一時的なものですが、気になってしまって集中ができないということも起こりますので勉強に集中したい!ということを考えるのであれば、スタート時期はよく考慮したほうが良いでしょう。

通院の負担・卒業後の進路(引っ越し準備、大学はどこに通うか等)

矯正治療開始前、開始後は定期的な通院が必要になります。特に受験がある学生は、この通院時間を勉強にあてたい!と思うのではないでしょうか。
また、地元から離れた大学へ進学する場合には、矯正治療後のことも考慮する必要があります。

 

いつまでに矯正治療を終わらせたいか?を一緒に考えましょう

正直なところ、矯正治療は、この時期に開始しないと絶対にだめ!ということはありません。ですので、いつまでに終わらせたいか?ということをよく考えた上で、矯正治療はスタートする必要があるのです。

「一般歯科の先生に矯正治療は小学生のうちにやらないと、中学生になってからでは手遅れですよと言われたんですが…本当でしょうか?」とご相談いただくこともありますが、そんなことはありません。矯正開始のタイミングは早ければ早いほどよいというものではないのです。

 

ご相談のタイミングについて

以下は参考までに、各学年でご相談をご検討いただく場合のポイントを掲載します。

○中学2年生:春〜秋頃
高校受験をするか否か決める頃だと思います。できるだけ早く矯正治療を終わらせたい場合、このタイミングで一度ご相談いただくと良いでしょう。

○中学3年生:冬
高校受験をされる場合には、試験後にご相談いただいたほうが良いと思います。

○高校1年生:春頃〜
大学受験までに矯正を終わらせたい方は、遅くともこのタイミングでご相談いただいたほうが良いです。

※上記はあくまでも一例です。小学生や中学生1年生の段階でのご相談も可能です。

 

親心としては、お子さんが受験で全力を出せるよう、できるかぎりいろんな負担を減らしてあげたい。

お子さん本人としては、きれいな歯並びで新生活をスタートしたい。だけど、受験も集中したい。

 

矯正相談時、お話を伺っていると、親目線の気持ち、お子さん本人の気持ち、それぞれの思いが伝わってきます。
まずはご自身の歯並びの状態や、矯正治療に関する正しい情報を知っていただき、矯正治療をスタートしていただけたらと思います。
将来のことをご家族でしっかり話し合った上で、ご相談ください。

 

今年も共通テスト日にどうか、どうか、雪と雨は降ってくれるな…!と祈っています。